わたし、呑育坊は実はよそ者である。

私は筑豊の炭鉱町で生まれた、幼いころまで炭鉱は操業していたから生きているボタ山を知っている最後の世代かもしれない。

それが、20年前に縁あってこの佐々の地に居着いてしまった。産炭地から産炭地へと不思議な縁を感じ無くもなかった。そして段々と「馴染んで」なぜか地域のお手伝いをするようになってきた。

さて、上の写真は2016/12/27~2017/1/3の期間に行われていた「佐々キャンドルライトファンタジー」という企画の写真。佐々川の海に向かって左岸の堤防に植えられている河津桜や大島桜をライトアップしたもの。この一帯は佐々で最も人の多いウォーキングのコースとなっている。そしてこの企画の発案者兼実行者も、埼玉からの転入者の地域おこし協力隊員のM嬢なのである。

きれいでしょ、ペットボトルは底にLEDを仕込んでいる(100均で買ったのをテープで留めた)、彩色は町内の幼稚園・保育園児が施した。でも穴開けたり、テープで留める作業はほとんどM嬢がやったに違いない。飾り付けのときも人は少なかった、本来出て来んといかん人(ま、有力者という方々ですな)は来ていなかったと思う。私は参加したよ、有力者じゃないから、汗をかくことが好きだから。(本当は事前の案内が足りなかったのかと思うが、フェイスブックでもやっててくれたらと、残念!)

もう一人よそ者が居る、同じ地域おこし協力隊員のS君。彼はもろ蓋寿司を広めよう、みんなに食べてもらおうと活動している。現在佐々町では定住者を増やすだとか、来場者にいかに満足してもらうだとかの活動を盛んにやってはおりますが、実行部隊が少ないように思います、ハイ。私はよそ者ですが、M嬢やS君もそうですが、地元住民(と言うか、音頭を取る人)の実行部隊の参加を、お願いしますデス。

よそ者から見ても、ココ(佐々)はステキな町ですよ。