佐々町の南部に小浦という地区があります。

ここは塩田とともに発展した地区で、今もその遺構を見ることが出来ます。

写真は明治政府によって作られたレンガ倉庫で専売局の倉庫として建てられたもので、今は個人の倉庫として使用されています。

フランス人の設計で、現在でも"しゃん"としています。

 

これは最初に塩田開発に従事した七家の墓で、この方たちは播州赤穂の出身です。

福田二戸・松本・永安・田中・田島・近藤の七家族で、松本家からは力竹家が別れている。

この七家族が小浦のルーツといっても過言では無いでしょう。

 


今は小浦は閑静な住宅街ですが、以前は銀行の支店も置かれていました。

 

レンガ倉庫の説明板を見るさるく参加者のみなさん。

 

18世紀には平戸の光明寺の了海上人が私財をなげうって小浦の開発に尽力しました。

その了海上人の墓はレンガ倉庫の近くに今も大切に守られています。

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