三段壁(さんだんぺき)

 昔、漁師たちが魚群を見守る場所として「見壇みだん」と呼んでいたのが、いつの間にか訛って「三段さんだん」壁と呼ばれるようになったそうです。

 三段壁は、厚い砂岩(砂粒が固結してつくられた堆積岩)や礫層(小石の層)でできています。厚い砂岩層でできた東西の割れ目に沿って形成された垂直な海食崖は高さ40mにも達する断崖絶壁で、迫力ある景色に圧倒されます。また、海食崖に挟まれた入江の奥には海食洞があり、エレベーターでそこまで降りることができます。風のある日には波が押し寄せ壮大に反響するサウンドを味わうことができます。一方、夕暮れ時には岩に腰かけ言葉では言い表せない良い雰囲気に辺り一面包まれます。

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