ここにも登別軟石があったよ について知っていることをぜひ教えてください
登別から白老方面へ抜ける国道36号線沿いのアヨロの尾根(旧虎杖浜隧道)を虎杖浜までおりたところの右側に法面がある。この法面に埋められているのが登別熔結凝灰岩の露頭だ。トンネルをオープンカットにする工事の際に削り取り、間知石で埋められた。
道路をオープンカットする工事のときにカット面の地層が大変、気になったが、忙しすぎて写真を残したり記録したりすることが億劫で、ついに何も見ないで終わってしまった・・。しかし、アヨロ川のそばのこの写真の位置の埋め戻し前の地質は覚えていた。「こんなところにも軟石があるんだな」くらいしか気に留めなかったが・・。
この道路を車で通るたびになぜ写真を写さなかったのだろうと残念な気持ちが湧き出てくるが、今はlocal wikiの活動があるのできっと見逃さないだろうと思う。
さて、この登別熔結凝灰岩はどうしてここにあるのか?周囲を眺めてみて考えたが、若干、道路工事で削り取られてはいるが、縄文海進時の海蝕崖や海食台の一部では無いだろうかと考えている。昔は現在の旧虎杖浜中学校跡地のおくまで入り江だったのでこのような海蝕崖が波打ち際にできていても不思議は無いだろうと思う。そんな法面を見ながら当時の海蝕崖をイメージして風景も見るのも一興だと思う。