7月23日(土)、和歌山県田辺市福路町の町内会館にて16時ごろから出囃子が行われた。会館の部屋には入りきらないほどの人が集まり、部屋の外の階段から中の様子を伺う人もいた。過去2年間新型コロナウイルス流行によって田辺祭が開催されなかったため、通常は4人のお稚児さんがヤマトタケルノミコトの人形の前に出て太鼓と笛で演奏を行うが、今年は7人のお稚児さんが大人の掛け声と共に演奏を通常は1回のところ、今回は2回行われた。お稚児さんの演奏が終わると、7人の大人の男性が前に出て、太鼓や三味線を使って掛け声と共に出囃子を行った。

 その後、日本武尊を乗せたお笠で町内巡行が行われた。氏子の家屋やお宿を周り、塩水でお清めを行ったり儀礼が行われたりした。

日本武尊の人形             前に出る子供             人形がお笠に乗せられる様子      写真:ライター撮影