南方曼荼羅的に田辺市を紹介しましょう。南方熊楠は1904年から1941年に亡くなるまで田辺に住み続けました。熊楠とゆかりの土地を紹介しましょう。

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熊楠が48歳から74歳で亡くなるまで住んだ家の書斎です。ここで読書や書写から植物や粘菌の写生などの知的生活が丸ごと詰まった場所です。空気を感じてください。

*机に注目

作業がしやすいように前の2本の足が短く切られています。

*庭にある柿の木に注目

新種の粘菌ミナカテルラ・ロンギフィラを発見した柿の木が今も残っています。私は直接娘の文枝さんから粘菌のあった柿の木の場所をピンポイントで教えていただきました。貴重な体験でした。

*センダンの木

昭和4年6月1日に昭和天皇を神島に迎え戦艦長門でご進講した時期にセンダンの紫の花が咲いていました。臨終に際し「天井に紫の花が咲いている。医者を呼ぶと消えてしまうから呼ばないでくれ」といったと伝えられています。5~6月ごろに訪れるときれいな紫の花を見ることができます。

*安藤みかんの木

自然交雑によってできたグレープフルーツに似た味のみかんです。熊楠は便秘予防のために毎朝絞って飲んでいました。また、田辺の特産品にしようと努力しました。

情報;旧居の案内をされている橋本さんは何でもご存じなので突っ込んだ質問をしてみてはいかが!

 

 

闘鶏神社

闘鶏神社は今年世界遺産に登録されました。訪れる人は随分と増えたそうですが