円月島

円月島の真ん中には穴があいています。この穴は海蝕によるもので、直径9mほどの円月形の穴(海蝕洞)があいています。海蝕とは潮流や波が海岸や海底を少しずつ崩し削り取ることを言います。近年、風波による岩の崩落が進んでおり、もし強い地震が発生した場合には穴の直上部分が崩落する危険性があり、2014年夏から約半年間にわたって補修工事が行われました。

円月島の正式名称は「高嶋」で、国の名勝に指定されており、南紀白浜のシンボルの一つとなっています。

円月島の周りにはタコやイカ、ウニなどが生息しています。大潮の干潮時には、大人であれば腰が海水につかるぐらいの深さ歩いて渡ることができます。近くの白良浜に比べて海水の透明度が格段に高いです。

島の大きさは南北130m、東西35m、高さ25mです。

円月島に沈む夕日は「和歌山県の夕日100選」に選ばれており、日の沈む夕景の美しさは格別で、夏は午後6時30分頃、冬は4時30分頃に見ることができます。春分・秋分の時期には中心部の穴を通して正面に夕日が見えます。

このことから、カメラを趣味とする人たちに大人気のスポットとなっています。毎年10月下旬から11月中旬の夕暮れ時が人気だそうです。

ぜひ、皆さんもこの美しい景色を一度見に行ってみて下さい!