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みなべ町にある長さ約1.3kmの美しい砂浜。古くから、「景勝地」として有名である。

昭和39年に、県指定名勝天然記念物にも指定されている。

「伊勢物語」や「枕草子」などでも、その美しさがたたえられている。

夕日がきれいに見え、和歌山県の朝日・夕日100選に選ばれた。

 

熊野古道の一部であり、熊野古道唯一の、白砂青松の浜を歩ける場所。

近くに千里梅林があり、白い梅と青い海のコントラストが見物。また、2月から3月頃には梅の香りが漂う。

 

海岸には、「ラクダ岩」と呼ばれる、ラクダに似た形の岩がある。

海で泳ぐこともできるので、夏にはたくさんの人がやってくる。

釣りをする人にも人気のスポットとなっている。小学生が、遠足に来たりもする。

 

5月下旬から8月上旬にかけて、たくさんのアカウミガメがやってくる。

千里の浜は、本州一を誇る、アカウミガメの産卵地である。

間近で、産卵の観察をすることもできる。(みなべ町の許可が必要)

今、アカウミガメが減少してきているので、その対策として、千里の浜の美しい環境を守り続けていくことが、課題となっている。