天神崎とは和歌山県田辺市の海岸にある岬のひとつで、ナショナルトラスト運動の日本における最初の例のひとつの舞台になったことで有名である。
天神崎では1974年別荘地開発が持ち上がったことを発端に天神崎の自然を守るために「天神崎の自然を大切にする会」が結成され全国からの募金による買い取り運動がスタートしました。
1987年には、自然環境保全法人・通称ナショナルトラスト法人の第一号にも認定され、現在では行政による買い取りも含め7.1haを購入しています。
ナショナルトラスト運動とは、美しい自然や歴史的建造物を市民の寄付金で買いとり保全していく運動のことで、日本語訳すると「みんなの大事な預かりもの」という意味です。
そのほかにも天神崎で定期清掃会を開くなどして、天神崎の自然はずっと美しく保たれてきています。
今でも、小・中学校の遠足先として子供たちと自然がふれあう場所として使われています。
日本人だけでなく、外国からの観光客もたくさん訪れ、たくさんの人に親しまれています。
田辺市に住む私たちが率先して天神崎の保全活動に参加し、未来の人たちにもこのままのきれいな天神崎を受け継いでいくことが大切だと思います。