皆さんは備長炭についてどのくらい知っていますか?和歌山で作られている備長炭はとても有名です。では紀州備長炭とはなんでしょう?紀州備長炭とは、ウバメガシを主として作られる炭のことです。紀南地方の備長炭は高級で上秋津には紀州備長炭公園もあります。では、紀州備長炭の作り方や使われ方について紹介します。

まず作り方です。材料はウバメガシで備長炭になるまでの工程は木くべ、口焚き、炭化、ネラシ、窯だし、灰だし、選別、箱詰めです。なので備長炭ができるまで2週間ほどかかります。木くべは、ウバメガシを入れる窯に木をくべて熱する作業です。口焚きは、レンガや石、土などを使って窯の口を閉じて蒸す作業です。炭化は、口焚きの続きで一週間ほどかけてウバメガシを炭にしていく作業です。ネラシで閉じていた釜の口を開いて少しずつ空気を入れていきます。それから窯だし選別をして、出荷します。

次に使われ方について紹介します。うまくできた炭は風鈴や炭琴として使われます。炭でできた風鈴は金属製の風鈴と違い少し高めの音でとてもきれいです。炭琴もとてもきれいな音が出ます。ぜひ一度体験してみてください。