橋杭岩とは、和歌山県東牟婁郡串本町にあり、大小約40の岩がおよそ850メートルに

わたって立っている岩のこと。

岩の立ち並ぶ姿が橋杭のように見えることから「橋杭岩」とよばれる。

 

橋杭岩にまつわる伝説

昔、まだこの岩がなかった頃。

ある日、空海は天の邪鬼に、一晩でどちらが早く橋を造ることができるか

勝負をもうしこまれ、それを承知した。

二人同時に橋の杭から造り始めたが、空海の作業がとてもはやく、

負けを確信した天の邪鬼は鶏の鳴き真似をし空海に、朝が明けた、と

勘違いさせるというものである。

天の邪鬼が鳴き真似をすると、空海は(朝が来た!)と勘違いをし

この勝負は幕をひいた。

こうして造りかけの橋杭が、「橋杭岩」になったと言われている。