2009年、青梅市の梅園でPPV(プラムポックスウイルス)とゆう梅の病気が発生しました。この病気は、今まで、日本では、発生していませんでしたが、海外では、すでに発生していました。

この病気に感染した梅の木は、葉や花弁などに斑模様が見られるほかに、果実の表面にも薄く斑模様が見られることがあります。また、感染した梅の木では、全体が弱ったり、傷んだりして、カビなどもつきやすくなります。

感染発生当時は、予防法が分かっていなかったため、農水省が、緊急防除のための省令を公布し、感染または、感染の恐れのある梅の木は、伐採の上、処分されました。青梅市では、3万本以上の梅の木が伐採され、梅の里から梅の木が跡形なく消えました。

今では、感染方法が発覚し、予防することができるようになったので、PPVの被害はほとんどなくなってきています。