田中神社について

≪田中神社とは≫

   上富田町岡にある、約8アールほどの小さな森です。

   実は、大昔に約6キロほど上流にある「倉山」という山から大洪水で森ごと流れついたと言われています。

   名の通り、田んぼのなかにあります。

 

≪南方熊楠の活躍≫

    今もなおこの神社が残っているのは、南方熊楠の活躍があったからです。

    「森林だけは残しておけ」という熊楠の助言のおかげで森林を伐採せずに済みました。

    また、この神社の森は藤でおおわれており、熊楠によってオカフジと命名されました。

 

≪この森特徴≫

  • オカフジ

​      普通の藤よりも花序が短く、ひとつひとつの花についてみると花弁がやや大きく、色が淡く、翼弁の色は濃                   くなっています。また、江戸時代初期に発行された日本最初の植物図鑑に載っています。

  • 大賀ハス

      昭和26年に千葉市検見川の地下6mにあった2000年前縄文遺跡からハスの種を発見し、発芽生育開花                  の成功したものです。

 

 

このようなことから 昭和31年に県の天然記念物第1号 として指定されました