僕は「紀州備長炭を職業的に見て」というテーマについてまとめました。
このテーマにした理由は祖父が備長炭を作っていたので気になっていたのからと、もし自分に適している仕事なら将来的にも考えてみようと思ったからです。
最初に紀州備長炭の基本的な情報をまとめました。紀州備長炭とは備長炭(白炭)の一種で、原料は主にウバメガシや樫です。世界最高品質の高級木炭とも謳われるほどの品質を誇っています。
次は歴史について、江戸時代の元禄元年に、和歌山県の備中屋長左衛門が作り始めたのが由来だと言われています。
紀州備長炭の最大の特徴は扇ぐと、1000度以上になる強火の遠火です。遠赤外線の効果で短時間で食材に火が通ります。また、長時間の火持ちと火力の安定性は抜群で、煙が少なくにおいも少ないのも特徴です。
紀州備長炭の経済面について、紀州備長炭は高級飲食店でも利用され、高値で売れます。質が高ければ年収1000万超えにもなりますが、質の低い場合中国産の炭などと競争になり月収20万程度になるらしいです。備長炭は原料が木であるのと、山にある窯で作ることから自然の影響を受けやすいので、収入が不安定でもあります。
紀州備長炭の現状課題として生産者の高齢化、後継者の減少など、作る人が少なくなっていることが挙げられます。他にも輸入炭の偽装販売などもあります。最近では原料になるウバメガシの減少も問題になっています。
まとめとして、収入が不安定でも一発儲けたい、田舎のほうが好き、肉体労働に耐えられる、何か物事を追及したい、そんな人に適している職業だと思いました。
感想として自分は田舎より都会で働きたいし、肉体労働をしたくないので適していませんでした。