郷土料理とは、日本の伝統料理で、江戸時代から始まり、今も各地方で独自に引き継がれているものです。

様々な理由に伴う地域色が色濃く出ていて、気候風土や地理条件により得られる食品、調味料に制約があることに影響している場合が多いです。

郷土料理は、栄養評価や自然と風土に基づいた知恵などが、現代において斬新であるため、評価が高いと言われています。

和歌山県の代表的な郷土料理には、「めはり寿司」という味付けした高菜の葉でご飯を包んだものがあります。

めはり寿司は、熊野地方で栽培が盛んな高菜を用いて作り始めたのが起源とされています。

名の由来は、「目の見張るほど大きな口を開けて食べる」、あるいは、「目を見張るほどおいしい」ということから名付けられたなどの諸説があります。

しかし、事実、社会変化とともに生産されなくなった農作物もあり、既に伝承されることができなくなった郷土料理も存在します。

今、残されている郷土固有の食物を利用した郷土料理は、私たち一人ひとりが日本の環境保全や、その意識をもつことで残すことができるかもしれません。

環境をきれいに保つために、自分たちができることを見つけて、積極的に協力していきましょう。