鹿島


鹿島はみなべ町の海岸から約1km沖にある周囲1,5kmの小さな無人島です。

島はこのように3つの岩山からなっており、角度によって、

「三つの鍋」が並んでいるように見えるため、そこから「みなべ町」という町の名前になったとともいわれています。

鹿島にはその昔、鹿島から光の玉が現れ、その光が大地震からくる津波の災害から村を守ったという言い伝えがあります。

鹿島は島全体はよく保全されていて、県内でも珍しいマメクワガタクチノキコオロギなどの暖地性の昆虫が生息しています。

鹿島にはもともと鹿島神社があったのですが、クリックみなべ町から約1km沖にあるため離島であり遠いため、クリック現在の鹿島神社に拝殿を設けて遥拝している、

つまり、神社を映してそこから鹿島の神様を拝んでいます。

 

 上から見た鹿島マメクワガタコオロギ



鹿島神社


鹿島神社は鹿島の神社を移してきた神社です。 

鹿島神社の祭神は、タケミカヅチノミコトといいます。

タケミカヅチノミコトという神様はイザナギノミコトが火の神カグツチノカミの首を斬った時にほとばしった血から生まれたといわれていて戦勝祈願・安産の神とされています。

ちなみに鹿島神社は全国にやく600社あり、総本社は茨城県にある鹿島神宮です。

つまり各地に散らばる鹿島神社の大元の神社が茨城県にあるということです。

鹿島神社の伝承として先程の「津波から災害を守った。」というのがありますが、全国の鹿島神社には同じ伝承をもつものが多くあるそうです。

鹿島神社には毎年8月1日に花火大会があります。これは鹿島が津波から、守ってくれたことに感謝して始まったとされています。

約1200発の花火と小規模ですが、約300年間続いているとされている歴史があります。夜空に輝く花火はとても綺麗です。

鹿島神社鹿島神社