●鳥獣被害

鳥獣被害とは、野生の獣たちによる農林水産業等への被害のことを言います。

鳥獣被害対策の深刻なことは、農業者が懸命に育てた農作物を収穫の直前に食べられてしまう直接の被害だけでなく、

例えばみかんでは、枝などが折られたりして影響が翌年にも及ぼしたり農業者の生産意欲の低下を招き

農業を止めてしまうことに繋がることです。

また、被害が増加しているのに対し、狩猟者が減少しています。

狩猟者減少への対策としては、

●鉄砲の免許を取る際の地方自治体からの補助金支給

●大学や高校での狩猟体験                    などがおこなわれています。

狩られた動物たちはその後どうなるのでしょうか?

 

狩られた獣たちは、ジビエ料理として私たちが頂くことができます。

例えば、シカ肉のフライシカの背身のたたきしし肉のぼたん鍋などたくさんの種類の料理があります。

その料理にもさまざまな工夫がされており、誰でも食べやすいようになっています。

狩猟を許されている期間の後半はオスが発情期に入るため、一般的にメスの肉がおススメされます。

また、肉が固いにおいがきつい肉があるわけとしては、捕獲してから長時間放置されたことや、

捕獲後の放血がうまくいっていなかったり、冷凍保管が長すぎたことなど、

欠点も工夫すればなおすことができます。

他には、ゆずの皮を使用したり、しょうがを入れるなどの工夫をするとくさみが無くなります。

料理は、どれもおいしいですし、鳥獣被害を減らすために狩られた獣たちの命を最後まで有効活用することができます。

ジビエ料理のお店もでているので、ぜひ、いってみてください。