先日、阪神淡路大震災から22年が経ちました。記憶に新しいものでは、熊本地震がありました。この地震では7割の方が家屋倒壊でなくなっています。

今後発生が予想されている南海トラフ巨大地震では、田辺市で約1万5600人が亡くなるとされています。そのうち、約1万5200人、およそほとんどの人が津波でなくなるといわれています。また、避難者数は最大で約3万1200人になるとされており多くの方が避難すると予想できます。しかし田辺市は1026㎢と広く、この多くの避難者を支えることができるのか、また、被害者を減らすためにはどうすればよいかと思い、避難所の食料の備蓄状況と、田辺市の耐震化率を調べました。

まず、避難所の食料の備蓄状況ですが、田辺市全体でクラッカー 31986食 乾パン 48食 アルファ米 6000食 毛布 13643枚 アルミマット 8040枚 簡易ベッド16台 組み立て式簡易トイレ 982個 トイレ用テント 258張 トイレ処理セット 539箱となっております。田辺市の人口は73724人なのでお察しの通り、十分な量とは少し言いにくいです。

次に、耐震化の状況です。住宅の耐震化率は平成17年度末は56.1パーセント 平成27年度末は72.9パーセント となっています。大きく増加はしていますが、田辺氏の目標の80パーセント以上にはあと一歩届いていません。 

これらの結果から考察できることは、田辺氏の備蓄に頼るのではなくて、自分たちで避難用品を用意して、避難生活をよりよくすることが大切です。また自分たちの家の耐震化を進めることが大切です。そして、避難経路を防ぐことのないように工夫しましょう。