津波から身を守るために

もし津波が来たとき、すぐに逃げられる準備をしていますか?

僕たちは 『津波が来た時、準備不足で避難が遅れるのでは?』 という仮説をたて、調べてきました。

●昭和南海地震

昭和南海地震とは、70年ほど前に起こった地震でこのあたりでは新庄の被害が大きかったようです。

当時被害にあった人たちに聞いた昭和南海地震についての記事を、紀伊民報が載せていたので、少し簡単に紹介します。

 ・父親から聞いた鉄則

 この見出しの記事では、当時まだ10代前半ぐらいだった方へのインタビューです。この方は小さい頃から父親に「地震が起こったら、まず戸をあけ、逃げるときは戸を閉めてから逃げなさい」と言われていたようです。その理由は、地震が起きた時、揺れで戸が開かなくなることを防ぐためと、津波が来たとき、家の中のものが流されないようにするためだそうです。実際に、家の物は流されずにすんだと言っています。

 ・支えあいの精神、今も胸に

 この見出しの記事の内容は、津波の被害にあった新庄に上富田町の人たちがボランティアとしてきてくれたという内容です。上富田の人たちは家の前のがれきや泥の除去などを率先してやってくれたそうです。インタビューを受けた人は、「親切が身に染みた。本当に感謝しています」と言っています。

 

 このように災害に対する知識や、支えあい助け合うといったことは今でも昔でも同じなのだと思います。

津波が起こった時のことを考えるのは今からでも遅くありません。