2016.03.05.インターナショナルオープンデータデイ について知っていることをぜひ教えてください


日時:2016年3月5日(土)
時間:13:00~17:00
場所:和歌山県立情報交流センターBig・U

 

インターナショナルオープンデータデイとは


インターナショナルオープンデータデイとは、世界中の国や都市などの公共機関が取り組んでいるオープンデータ政策をサポートし、公共データ利用を促進するためのイベントを世界で同日開催するものです。オープンデータとは、公的機関が保有するデータの利用条件を緩和し、新たに公開し、社会的課題解決からビジネスまで幅広く活用することによって、より良い社会の実現を目指すものです。

インターナショナルオープンデータデイ2014について

ジモトと向きあおう
庄司昌彦(一般社団法人オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン代表理事)


 

和歌山のインターナショナルオープンデータデイ2016では

 

開催地の田辺市で、熊野古道が世界遺産に登録されて以降、増加する外国人観光客に対して受入体制を築いている、観光プロモーション団体の田辺市熊野ツーリズムビューローの取組紹介や、田辺高校の「ローカルな知」をテーマにした地域探究学習の活動紹介、それに基づく、地域の情報を発信する第一歩を踏み出します。

 

田辺市熊野ツーリズムビューロー


組織のコンセプト・活動の特徴

コンセプトは、「世界に開かれた、持続可能な質の高い観光地を目指す組織」です。

私たちの組織の最大の特徴は、日本国内だけでなく、FIT(外国からの個人旅行者)にも対応できるDMCであることです。

この面で、私たちが取り組んできたことを段階的にまとめてみます。

(第1段階)外国人スタッフの雇用

外国人観光客を呼ぶためには外国人の感性が必要ということで、英語圏からのスタッフを国際観光推進員として雇用しました。統計調査の分析やアンケートを行い、外国人旅行者の動きやニーズの実態を知ることから始め、当面の外国人ターゲットを欧米豪と在日外国人の個人旅行者に絞っていきました。

(省略)

観光地域づくりづくりプラットフォーム推進機構 第4回 一般社団法人 田辺市熊野ツーリズムビューロー

http://platform.nihon-kankou.or.jp/wp/?p=1452

 

3.5の発表内容

 

 

田辺市熊野ツーリズムビューロー多田稔子会長のご講演

田辺高校の生徒さんや参加者に優しい笑顔で語りかけます。


「紀伊山地の霊場と参詣道」

ただの自然ではなく、長い時間かけて「自然と人間の営みによって形成された景観」を、文化的景観という。
千年を超える神仏に対する篤い信仰心を呼び起こすもとになった深い自然も世界遺産に含まれている。
それを大事にすることが世界的な趨勢になっている。

「観光戦略の基本スタンス」

  • ブームよりルーツ
  • 乱開発より保全、保存
  • マスより個人
  • 世界に開かれた上質な観光地に 

「背景」

  • 世界遺産登録直後の苦い経験
    • 1日100台もの観光バスがきてしまった。
    • 短い滞在で次の観光地へ
    • じっくり歩かないので、ただの山道でしかない印象
    • 服装、足元の準備が不十分
    • 道が荒らされる
    • 古道沿いの植物が採取される

その結果、お客様の不満、地元のストレスにつながる

 

「熊野をもっとゆっくり味わってほしい。熊野の本来の良さを知ってほしい」

 

  • 旅行業務の変化

アウトバウンドからインバウンドの推進

行政や大企業だと「勘」では動けない。
当時、お金がなく、スピードが必要だった。だから「感」
今振り返ると、あたっていたかなあ。

 

目的意識を持って旅をする人たちに「熊野」を伝えたい
ターゲットは欧米豪のFIT

 


 

 

田辺高校


2016.02.3 地域研究ポスターセッション

田辺高校の1年生は「ローカルな知」をテーマに地域探究学習を行っています。

2015年度は、1学期に地元自慢プレゼン(個人3分発表)、2〜3学期は地域課題研究を行っています。(6人程度の班・55班)

2月3日は地域課題研究の発表会でした。地域課題・地域魅力に迫るテーマで、仮説を設定して、文献などの研究、フィールドワーク、分析、評価、最後は提言を目標に発表を行います。しっかりとした提言までこぎ着けた班は決して多くはありませんが、昨年度より内容やプレゼンテーションの技術は向上して来ています。

地元に目を向ける、知らないを知る、何でもない地元の価値・魅力に気づく、フィールドワークを通じてそのような悪戦苦闘の中で得られるものは、個人の財産であり「心の芯」になるとの意図で行っています。

55班110枚の模造紙を前に、真剣に取り組み次に繋がる発表でした。

 

3.5の発表内容

災害時に避難所を運営する田辺高校は何ができるか。

アナウンスや原稿の工夫。
情報の受け手が受け取って初めて「伝わる」ということ。

 

南紀みらい中山さんに学んで、実際に弁慶市でアンケートをとった。
高齢者が、魚の干物、野菜など、地元の物を買っている。
お買い得な商品と贔屓のお店に人が集まっていた。

10代がいなかったので、その世代に向けて発信したい。

南紀みらい中山さんが、高校生の言い足りないところをフォローされて、彼らの活動のおかげで、集められたデータの活用価値が高いとおっしゃいます。

いつも来てるからというお客様の多さについて、
なぜリピーターが多いか、データをとってもらったおかげで、普段なんとなく感じていたものが数値化されることで、分析の足場になった、


ありがとうございます。」と。
 

 

民宿が外国人を受け入れるのは全国的にもめずらしい。
外国人のお客さんと民宿の間に入って、言葉とお金の壁を取り除いている田辺市熊野ツーリズムビューローの取組。

「積極性と少しのサポートがあればなんでもできる!!」

 

高野山でムササビを観察!
先生に連れて行ってもらって1泊2日のムササビ観察旅行。

雨が降っているとムササビがとばない。

雨が降っているときにどのように観光(ツアー)を組めばいいのか。
高野山には外国人観光客が多いので、興味をもってもらえる観光(ツアー)をどうやって組めるか。

 

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様々な地域のデータと、行政が出しているオープンデータをコラボレーションさせて世界に情報発信していきます!


「こんなデータあるんだ。」 

 

  • 一生懸命記事を書いている高校生を見た南紀みらい中山さんの記事「紀州梅酒で乾杯。

 


 

参考

オープンデータ