解説文:

この像は、国家の礎としての父であり、平和と繁栄に殉じた父であり、祖国を護る悠遠の父という心の象徴であります

 

わが日本は建国以来、この国土と民族の発展を護るために幾百万か幾千万かはかり知れない殉国の人ひとの上に築かれたものであります

 

私たちはこの雄大なそして永遠に生きる殉国の方がたのお姿を再現して、そのご造徳をしのびこれから先 いつまでも和やかな心で再び戦争や同胞相克の悲惨な事態を起こさないよう切望してやみません

 

どうか わが民族と全世界の人びとがこの像と共に戦争について静かに対話してくださるようこい願うものであります

 

昭和48年12月2日 財団法人 徳島県遺族会