~ 古写真に見る富里の記憶 ~ 昔の富里の姿を教えてください。

 

明治221889)年4月1日、近代的地方制度である「市制町村制」の施行に伴い、十三ヵ村が合併して「富里村」が誕生しました。

私たちの暮らす富里市の歴史は、様々な史跡の存在から原始・古代に遡ることがわかっています。しかし、人口の増加などに伴う街並みの変化は加速の一途を辿っており、昨今では昭和時代の富里の姿を想起することさえ困難な時代となっています。

そこで、過去の富里の姿を現代の私たちに伝えてくれるのが市内で撮影された数々の「写真」です。写真は「時と場所」を一枚の紙に封じ込めた「大切な思い出の品」であると同時に、「誰も見たことのない富里」、「記憶の中の富里」の姿を語り継ぐ重要な歴史史料といえますが、カメラの普及年代が新しいこともあり、史料的価値が見出されないままに廃棄されてしまう事が多々あります。

何気ない日常を写した「写真」こそ、誰にでもわかる大切な歴史史料なのではないでしょうか・・・。

七栄交差点(昭和24年10月17日 八十周年祭)       現在の七栄交差点

富里郵便局(昭和4年)       現在の富里郵便局                                                

中沢分教場と昌福寺遠景(昭和15年)       現在の中沢昌福寺