お世話になっている先生との仕事を終えて、「甘い誘惑」を食べるために東京駅の大丸にあるまい泉さんへ。
かつて伺ったときは、ほぼ売り切れていてロースかつ膳を食べずじまいでいた。
店についたのはもう遅い時間。売り切れてしまっていないか心配しながら、注文したところ「ロースかつ膳であればまだありますよ」、とのこと。
そして運ばれてきたのがこれ
見るからにおいしそうだが、「甘い誘惑」の「甘い」がなんなのか、見ただけではわからない。
……一口いただく……「甘い」。
こんなにも甘い豚肉を食べたことがあったか私は思い出せない。脂が口のなかで溶けていく。とにかく、「甘い」そしてまた食べたいと「誘惑」される。
私も先生も富里市について、堀江ファームさんについて、知ってから食べているのでそれがますますおいしく感じさせる。
土地のものを味わうには、その土地のことを知っていることがひとつの調味料になるのだな、と実感。
欲を言えば、その味をその土地で味わいたいな、と思った。
食べながら、おかわりのごはんやキャベツを持ってきてくださった店員さんに「おいしい」と伝えると、
彼女も「私も好き」とのこと。このやりとりも、また、食事をおいしくしてくれた。
なるほど、土地を知ることはいろいろな意味で食事をおいしくしてくれるのだ。
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