富里市に美しい水田と森 について知っていることをぜひ教えてください

梅雨時の湿度を嫌う人がいる。夏の暑さを嫌う人がいう。確かにスーツを着て都会を歩けば不快でしかない。それが裸足で麻を着ていればなんとも快適だ。なん と美しい愛材の色。人が近づくと飛び立つ雁の群れ。緑の水での中の赤い小さな社。人が入ることのできないほど生い茂った森。雨が体を冷やし、風が体を冷や し、虫の飛ばない心地よい時間があった。

富と里を合わせた富里の由来をゆっくり調べてみたくなる。
 

 

この「赤い社」は、通称「四ッ塚四ッ又弁天」と呼ばれる。昭和55年に耕地整理で現在の場所に移されるまでは、北方向約100mの位置に座していた。この位置は四方から川が流れて十字に合流する場所であり、さらにその上の台地上には「塚」が築かれていたと伝えられる。これが「四ッ塚四ッ又」の名の由来である。

この弁天様は「罰(バチ)」を当てる怖い弁天様とも伝えられ、台地上の樹木をうっかり切ることも出来なかったという。

ある時、隣の新橋村からドウロクジンという神様がこの弁天様を好いて追いかけて来た。しかし、弁天様はドウロクジンを嫌って田んぼの中に逃げ込んだ。

だから今も田んぼの中で静かに過ごしているのだという・・・。