ここでは、宗左の辻の道標 について紹介します。

在所 枚方市岡本町3番4号東側市道上 
種別 市登録文化財 有形文化財
指定 平成26年4月1日
所有  

【ポイント】

①.この辻は、京街道からの磐船街道分岐点。

②.くらじの滝篭りのための道しるべ(磐船街道をたどり交野市に入ってくらじの滝へ)

 ・当時角屋宗佐と言う油商人の屋敷がこの辻に在ったことから「宗佐の辻」と呼ばれている。

 ・くらじの滝(源氏滝)と不動明王は、風狂・眼病の霊験ありと当時は評判だった。

 ・大阪八軒屋の旅籠衆が安全祈願建立

 ・道標は、世相が混迷を深めた最中の文政9年(1826)建てられた。 

   1821年:文政の大飢饉、打壊し騒動

   1837年:大塩平八郎の乱

   1841年:老中水野忠邦が天保の改革

③.俗謡に残る歌詞

 ・送りましょうか 送られましょうか せめて宗左の辻までも

 ・枚方宿の飯盛り女(私娼)の見送りがここまで行われた。

.反対側の道標は2004年建立。

⑤.   京海道はここより大阪へは大坂みち、ここより京都へは京ミチと呼ばれた。

【関連写真】

 道標(右大阪みち)2014_01_14 金只  道標(左京都右くらじたき)
2014_01_14 金只
  道標(裏面)2014_01_14 金只  

【参考情報】

インターネット:くらじの滝