現在、藤沢橋自動車排出ガス測定局のナマコ壁の建物がある場所には、かつて一般的に言われる「江の島一の鳥居」がありました。

最初は明和6年(1769年)に江戸麹町の秩父屋孫七によって寄進され。その後、腐朽により再建。明治13年(1880年)大川屋火事で焼失。翌年に再建されるが道路の拡幅工事で除去された。

鳥居自体は朽ちてしまって残っていませんが、明治14年の3代目の鳥居の台座(袴石)だけは遊行寺の宝物館の前に保存されています。

遊行寺から、蔵前ギャラリーの前を通る江の島道がかつてのメインストリート。現在の国道467号の場所は、昭和13年(1938年)頃から昭和18年(1943年)頃に整備され、それ以前は道はありませんでした。