熊野神社 について知っていることをぜひ教えてください

熊野神社とは、熊野三山熊野本宮大社熊野速玉大社熊野那智大社の3つの神社の総称)を総本社とする日本全国に約3千社ある分社、摂社、末社である。

熊野三山の名前からもわかる通り、修験道を元としているため神仏習合の要素が強い。

室蘭市水元町に鎮座する熊野神社は昭和50年代の住宅地整備以前は、熊笹をかき分けて行かなければならないほどの獣道すら無い環境で、一番身近に熊野神社を訪れていたのは、裏にある鷲別川での川遊びに興ずる近所の子供たち(私もその一人)だった。

それまでは近くにあったのは高橋牧場と浄水場くらいで人家は無く、何故、ここに熊野神社が鎮座されたのかは残念ながら不明です。

しかし、熊野神社元来の修験道的な考えから導き出されるのは、決して便利なところにお社は作らないということです。

現在は賑やかになりお祭りもされているようなので管理されている兼務社が判ると、何か残されていたものから、答えが導き出されるかも知れないです。

現在、室蘭の神社で神職さんがいらっしゃるのは室蘭八幡宮、中島神社、本輪西神社、輪西神社の四社だけですので場所的には中島神社の可能性が高いと思います。登別の境でもあるので刈田神社かも知れないです。

いずれにしても私の記憶にある熊野神社はもっと川寄りだったような気がします。社殿も古かったですがもっと味わい深いものでした。


室蘭の熊野神社は、室蘭市水元町のうぐいす公園に隣接。
おそらく建立当時は、山深い中にある神社だったに違いない。
現在も祭り行事は盛大に執り行われており、
2016年では、8月27日が宵宮祭。
よさこいソーランの披露や室蘭工業大学ジャズ研究会による演奏などが行われる。
28日の本祭では、子どもみこし、裸みこしのほか、親子宝探し、ジャンケン大会、種飛ばし大会、カラオケ大会、抽選会など。
また、祭典に先立つ26日には、町会主催による納涼盆踊りも行われている。

 

2016年8月25日付 室蘭民報より

 

【Aug,26,2016 writer&photo by Hiroaki Amano