幌別海岸で見られるこのような蜃気楼は北海道や日本全国で江戸時代から記録されていた。松浦武四郎は小樽沖を舟で航行中に小樽地方の地名の付いた「高島おばけ」を蜃気楼と喝破したという。Faura№59に松浦武四郎が見た高島おばけという蜃気楼に関する記事があるのを見つけました。すると幌別海岸のこの蜃気楼も「幌別おばけ」としてもいいかも。しかし、冬の時期(平成30年2月ごろ)は毎日見れたのですが最近(平成30年4月)はまったく蜃気楼が見られません。でも幌別おばけを見つけたことに変わりは無いでしょう。これから毎年冬の間に見られる蜃気楼を松浦武四郎にあやかって「幌別おばけ」と名づけます。

 写真は平成30年2月23日の蜃気楼です。波間に浮いているのは岩礁と海洋作業船と漁船2隻です。