豊平川の鮭 について知っていることをぜひ教えてください

豊平川に当たり前のように鮭が遡っています。この鮭、一度はまったく帰ってこなくなったので、大学の先生、彫刻家、企業、自治体など、多くの市民の活動で、豊平川に生活排水が入らなくなり、稚魚が放流され、床止め堰堤に魚道がつけられ、鮭が都心で卵を生むようになりました。

札幌市民の活動は、日本国内と世界で川に生き物を呼び戻す活動に影響を与えるものになりました。札幌の市民活動ってちょっといいですね。

地図は、鮭が卵を生む函館本線の鉄橋から上流の扇状地部分から、豊平川サケ科学館の横で、毎年稚魚の放流を行う真駒内川の畔まで描きました。

重要な役割を果たした企業、マルハニチロのホームページには活動の様子がが丁寧に保存されています。
https://www.maruha-nichiro.co.jp/salmon/environment/09.html

1978年 さっぽろサケの会が発足
1979年 サケ稚魚を計100万匹放流
1981年 豊平川にサケが初めて回帰、日本全国で話題になり、運動が波及する
1982年 札幌市立東白石小の児童が鈴木善幸首相に豊平川への魚道設置を要請
1983年 豊平川に帰ってきたサケの稚魚で初めて放流
1984年 豊平川さけ科学館オープン
1985年 カナダに初のサケ学習団派遣、「さっぽろサケの会」が解散し「サケ友の会」を設立
1991年 第1回北海道サケ会議開催
1998年 サケ友の会が創立20周年記念誌を発行
2003年 財政難からカナダとの交換学習を終える
2005年 サケ友の会が解散し「北海道サーモン協会」を設立
2006年 カナダとの交換学習が再開