ウメの可能性

 

「ウメ」は昔からずっと日本人のそばにありました。 

例えば、お弁当に「ウメ」や、おにぎりにウメなどがあります。

そして、特に「ウメ」に含まれる「クエン酸」は、抗菌作用があり食べ物を腐りにくくしてくれます。

クエン酸

皆さんは、レモン、みかんなど柑橘系の果物や梅干しを食べた時、「酸っぱい」と感じるかと思います。

これがクエン酸の成分です。

今では、健康や美容目的として食材、ドリンクなどに使われ、洗顔、入浴剤などにも用いられており、その汎用性の高さから注目を浴びるようになりました。

効能としては、疲労回復、アンチエイジング効果、ガンの予防、美肌効果が挙げられています。

そんな中、現在進行形の形で『梅リグナン』という物質がいま、注目を浴びています。

 

梅リグナンのリグナンとは、フェニルプロパノイドという化合物が結合した植物ポリフェノールの一種であり、

全部で4種類あります。そして、4種類の中でも特に注目されているのが、シリンガレシノールです。

シリンガレシノール

 

シリンガレシノールの良いところは、胃ガンの菌をやっつけることです。

胃ガンの菌であるヘリコバクターピロリ菌は、日本人の半数以上が感染していると言われるほど非常に感染率の高い菌です。

そして、複数の鞭毛を持ち、高速に動かす事で高い運動能力を示します。そのため、胃の粘膜を傷つけ、胃炎、胃潰瘍さらには胃癌に関係していることが明らかとなってきました。

このヘリコバクターピロリ菌の働きを抑えるためには、抗菌・殺菌・運動能抑制の3種類の方法が考えられます。

 

そこで、ヘリコバクターピロリ菌に対する梅の抑制機能を検証したところ、未熟梅の果実を加えることで、

ヘリコバクターピロリ菌が丸く変形して動かなくなり凝集して働きを失う効果がみられました。

ヘリコバクターピロリ菌凝集して動かなくなった。

 

これは、すごい大発見だったそうです。