「避難所でできることって何?」

 

私たちは、田辺高校が実際に行っている防災の取り組みについて調べました。

すると、次のことがわかりました。

     

     ・田辺高校に避難できる人数は1000人

     ・避難所で指揮を執る人は学校の先生や市役所の人たち

 

これらのことから、”避難してくる人の割に指揮を執る人の数が少ないのではないか?”と仮定しました。

そして、この仮定を解決するために、調査することをを2つ考えました。

     

     「どうしたら避難所の運営がスムーズになるのか?」

     「避難所で自分たちが出来ることは何があるのか?」

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まず、私たちが目を付けたのは、防災の基本となる ”自助” ”公助” ”共助” です。

 

 【自助】・・・自分の身は自分で守る 例)緊急避難グッズや非常食の準備、家具の転倒防止

      ⇒避難所の運営をスムーズにすることには直接つながらない…

 【公助】・・・国、県、市による対策   例)ブロック塀の撤去、救援物資の用意 

      ⇒公的機関が考えていることと、実際に避難してきた住民たちが求めていることにズレがあると上手くいかない…

 【共助】・・・地域や隣近所でお互いに協力  例)お年寄りや小さい子供の世話、水を汲んだりなどの力仕事

      ⇒人それぞれにできることがあるので、一人ひとりができることを見つけて行動していけば、避難所運営はスムーズになる!

 

★阪神淡路大震災が起こった時、生き埋めになった人は誰に助けられたか?

   ●自力…35%=自助

   ●家族、友人、隣人、通行人…63%=共助

   ●救助隊…ごく僅か=公助

 ⇒被害を食い止めるためには「共助」が大切です!

    *救助隊に頼るのも一つの方法ですが、規模が大きい災害では、ほんの一部の人達しか助けられません。

~まとめ~

  ①一人一人、周りのためにできること「共助」をすることによって、避難所の運営はスムーズになると思います。

  ②「共助」を積極的にすることによって、被害は大幅に食い止めることができると思います。

~提案~

 もし避難所を利用する場合、周りの人のために、自分はどんなことが出来るのか考えてみてください。