クッチーナ・トキオネーゼ・コジマ について知っていることをぜひ教えてください

http://www.cozima.jp
11:30 - 15:00 (LO 14:00)
17:30 - 21:30 (LO 20:00)
〒286-0222 千葉県富里市中沢1154-1
酒々井IC最寄
TEL : 0476-90-0777
日曜定休

 

「うわあ、南の畑が目に浮かぶ」

地元のやつがいう。富里の南部には広大な農地が広がっている。

ランチメニューの「富里野菜と生ハムのスパゲッティ」が運ばれてきた瞬間だ。

「なんちゅう野菜の量だ。長ネギ、甘いぜ」

「すげえ、薩摩芋やばい。うまい」

「人参の味が強い」

「キャベツ、いっすねえ。歯ごたえも、旨味もある」

甘く、歯ごたえのいい野菜がパスタを隠してる。火の通っていないエキストラバージンオイルが、あとから香りを乗せてくる。そこに、いい塩味が加わる。たっぷりの生ハムと本当にたっぷりのパルミジャーノ・レッジャーノだ。スペゲティは少なめかと思いきや、お腹いっぱいだ。

「これ、いくら食べても太らないっすよね。いやあ、幸せだ」

富里は一年を通じて作物に恵まれている。早春の生姜。初夏の西瓜、メロン、玉蜀黍。盛夏の梨や小果樹、秋から冬にかけて、トマト、落花生、大根、牛蒡、人参、苺、里芋がそれぞれに名産。唐辛子や薩摩芋、キャベツ、ほうれん草など、少量の野菜がいつもある。一年の間切れ目なく旬を味わえる里だ。


「あ、デュカだ」の声に穏やかな笑顔のスタッフ

「野菜が美味いのは知っていた。こんなレストランがあるなら、ここに住みたくなるじゃないか」

「あ、デュカだあ」

店で焼いたじゃがいものパンにオイルが添えられる。

クミン、コリアンダー、ディル、カルダモンなどをローストして、オリーブオイルに漬け込んだものだと教えてもらう。それほど贅沢なものではないないかもしれない。でも、これも滅多に食べられないなと。

 

馬場を目の前にしたテラス

店は八街に抜ける国道409沿い。

お店の中の上品な女性たちのテーブルをすり抜けてテラス席へ進む男ども。この天気、日焼けしようがなんだろうが、外がいい。馬場を目の前にしたテラス。空が高い。午後に仕事があっても間違ったふりしてサングリアを飲んしまう。テラスは犬連れで食事ができるそうだ。

「南イタリアのようだ、車の通りも波の音のようだ」というやつがいる。


青山から富里へ

シェフの小嶋正明さん。以前は南青山でお店を開いていた。実家のある隣町を含め、千葉の北総に帰ること考えた時、富里に改めて出会う。この土地を愛してしまい2009年秋に移転。著書に「魚介のイタリアン」、「スープ」など。

ランチメニューはいろいろあったけど、迷わず「富里の野菜」を選んだ。連れもみんなこれ。この日はミネストローネスとドリンクが付いている。コーヒー、ハーブティーなどの他に、スパイスの効いたサングリアが飲み放題。それが、1,200円のパスタランチだ。小嶋さんに無粋な質問をしているやつがいた。

「チーズはグラナ・パダーノ?」

「パルミジャーノ・レッジャーノです」

何を言っているかわからん。

グラナ・パダーノは細かく砕いて食べる北イタリアのチーズの総称というかそのもの。その中でも、製法を分けて、塩分と旨味が強く凝縮したもの、熟成期間も1年以上のものが多く、値段の高いのがパルミジャーノ・レッジャーノらしい。安価なランチによくもこんだけかけてくれたものだ。