1. 「一つ火」の井本菓子店 一つ火は遊行寺(時宗)の行事の一つ、全山御滅灯し修行の後に、火打石にて一打で火を点じる。その灯をお燈明に移す行の由。あたりかまわぬ構えで、すべての精魂を込めて菓子作りをしているよう。「一つ火」は彼岸会の遊行寺に名が机で出店していたところで求めた。「ほんとうは暮れのお菓子でですが」とおかみさんらしき人「栗の里」というお饅頭がお薦めだとか。まだ食べていない。
  2. 茶店舗 みつはし園 軒を深く張り出した「出桁造り」(だしけたつくり) 江戸から続く由緒あるお店に見受ける構造で、「ああ、なつかしいね・・・」となる 藤沢宿まつり、のときにパンフレットを頂戴しに立ち寄った。とてもきさくな奥さんと雑談。住居兼用のお店はむろん、大震災の後で建てられた。
  3. 和菓子 豊島屋本店  有名なお菓子に「松露羊羹」があるとのこと、私はいまだ味わっていない。  松露といえば、片瀬こまを作っていた片瀬の師匠が「自分の小さなころは、浜の松林に出かけて行ってハマボウフウやショウロを取ってきたものさ」と言っていた。ショウロは松露なるキノコで、旧国鉄の辻堂駅ができたころは竹籠に盛った松露が土産になったそうだ。和生トリュフといわれる松露が入ってるの? ああ、どんな味でしょうか 以前に食べ歩きできるようにとお饅頭を購入したことがありました、おいしかったねえ。