ここでは、光善寺のさいかち について紹介します。

在所 枚方市出口二丁目8-13 光善寺裏庭
種別 府指定文化財 天然記念物
指定 昭和50年03月31日
所有 光善寺

【ポイント】

①.さいかちは、マメ科の落葉喬木、本州中南部、四国、九州に自生する。

②.豆果の長さ30cm余り、サポニンを含み洗濯用利尿剤に用いられる。

③.浄土真宗中興の祖蓮如上人と龍女伝説。

 ※ 見学上の注意

   生活の場を通ってさいかちの木に至るので、事前予約が必要 TEL:072-831-1137

【関連写真】

   さいかちの木全景2012_07_19 金只 案内板2012_07_19 金只

 【補足説明】

①.現地案内板より

 さいかちは、マメ科の落葉喬木、本州中南部、四国、九州に自生する。茎、枝に多数の刺があり、葉は複葉、花は細かくあわい黄緑色で四弁である。豆果の長さ30cm余り、サポニンを含み洗濯用利尿剤に用いられる。花の色は通常と違ってうすい紫色であり、非常に珍しい。又、大阪府北部地域ではほとんど見ることができないものであり、昭和49年に、大阪府指定文化財(天然記念物)となった。

 この木にまつわるものとして龍女伝説がある。室町時代、浄土真宗中興の祖蓮如上人が、出口にて説法されていた時、毎晩熱心に聴聞する美女があり、深夜「私はこの付近2百米四方ばかりの深淵に住む大蛇です。上人の説法により功徳を得て昇天できることになりました。この池を上人に献上しますので、埋めたてて、御堂を建立して下さい。」といって姿を消し、やがて大池のそばのさいかちから昇天したという。            1997年 枚方市教育委員会

 

【参考情報】

Wikipedia:サイカチ