ここでは、安養寺 について紹介します。

在所:枚方市南楠葉二丁目38-17

【ポイント】

①.天平年間(729~749)行基の開山、天正8年(1580)に浄土宗に

②.石造路盤:昭和45年大阪府指定文化財、平安・鎌倉時代の作

③.木造宝冠釈迦如来像:平成21年枚方市指定文化財

④.近くに:

 ・継縄屋敷跡の言伝え(右大臣の別荘)、大臣の妻は百済王敬福の孫

 ・右隣は、今中風渓の屋敷(野崎小唄の作詞家)

【関連写真】

 安養寺正面2013_10_03 金只​   安養寺南面2013_10_03 金只​   

【補足説明】

①.寺院の概要

 ・寺院名宗教法人 淨國山安養寺

 ・開祖 :行基(天平年間)

 ・宗派 :浄土宗(真言宗より改宗)

 ・宗祖 :法然上人

 ・本山 :総本山 知恩院

.安養寺石造露盤

 ・平安~鎌倉時代の作・・・昭和45(1970)220 有形文化財に指定

  現物展示、案内板にて説明

 ・露盤:塔の頂部に置いて雨水の浸入を防ぐ建材。上に宝珠を置いて装飾も兼る

.安養寺木造宝冠釈迦如来坐像・・・平成21(2009) 枚方市指定文化財に指定

 ・拝観申込要

④.周辺の紹介(旧跡、言伝え、トピックス)

 ・継縄屋敷(ケイジョウヤシキ)があったとの言い伝え :右大臣の別荘、小字継縄屋敷の地名

 ・明信(ミョウシン):藤原継縄の妻・百済王敬福の孫(桓武天皇の寵愛を受く) 

 ・今中楓渓(イマナカフウケイ):『野崎小唄』の作詞家