ここでは、春日神社(津田;春日) について紹介します。
【ポイント】
①.元宮は、治郎兵衛宮。
②.元和3年(1617)社殿新造。
③.拝殿は、寛政元年(1789)再建、明治14年屋根葺き替え、平成7年2月鉄筋コンクリートに改築。
④.しめ縄が笹で飾られているのが特徴。
【関連写真】
【補足説明】
①.現地案内板より
中世まで津田山の東南麓にあったとされる畠田村が洪水による衰微に伴い、その住人が春日・津田へ移り、春日の集落が形成されたという。村落の形態は、周囲に濠をめぐらした環濠集落で、大和や摂津・河内・和泉の中世村落に多く見られる。
春日神社は、畠田の祭神を分霊されたものといわれ天児屋根命(あめのこやねのみこと)・比売大神(ひめおおかみ)・武○槌命(たけみかづちのみこと)経津主命(ふつぬしのみこと)を祀っている。
神宮寺として、薬師仏を本尊とする真言宗正楽寺があったが、明治初めの神仏分離令によって廃寺となり、薬師仏は融通念仏宗大聖寺(春日元町2丁目)に移された。 1995年 枚方市教育委員会
②.ネット情報より
参道入口脇に小さな池があり石橋(天保12年(1741)の銘あり)が架かっている。
この辺りは環濠集落で、昭和30年代までその跡が残っていたというから、入口脇の池はその名残であろう。
古びた石燈籠が並ぶ参道突き当たり左に社殿が建つ。
祭神:春日大神
津田史によれば、
「往古、札場(旧山根街道・札の辻、津田元町2・3丁目境界辺り)の南に畠田村という大村があったが、その村が衰微して村民が津田村・春日村へ移住した。その辺りに宮跡があり、今の春日村の宮はその宮(治郎兵衛宮)を移したものという。
当社所蔵の棟札によれば、「江戸・元和3年(1617)社殿を新造し、江戸期を通して7回改修された。また拝殿は江戸・寛政元年(1789)再建、明治14年屋根葺き替え」とある。
今、大鳥居から参道にかけては昔ながらの雰囲気を保っているが、白壁の拝殿は、神鈴や両脇の狛犬がなければ神社とは見えない。
尚、平成7年2月に拝殿は鉄筋コンクリート製に改築。
【参考情報】
インターネット:枚方の神社ー4