ここでは、柳谷渡し跡 について紹介します。

在所:京都府八幡市橋本中ノ町10

【ポイント】

①.西国街道の水瀬への渡し場

②.谷崎潤一郎の『蘆刈』のイントロに出てくる渡し場

③.古代から山崎の渡し/きつね渡し/広瀬の渡しの3カ所あった最後に残ったのがここの渡し場。

【関連写真】

 道標(柳谷の渡し跡)2016_04_16 金只   橋本駅東口道標
(橋本舟渡場三丁 昭和2年建立)
2012_06_06 金只
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 道標から上流の風景2016_04_16 金只​   道標から下流の風景2016_04_16 金只

【補足説明】

・道標(柳谷わたし)の表示

 「柳谷わたし」「山ざき あた古わたし場」「大坂下り舟のり場」「明治二年建立」とある。

 「治」が読みにくいが「己巳」の年なので明和ではなく明治で間違いない。

・大谷川からの眺め

 妓楼の裏側が上流・下流に見え、大正小説の世界に引き込まれそうな風景である。

【参考情報】

インターネット:谷崎潤一郎の蘆刈のあらすじを

インターネット:山崎の渡し/きつね渡し/広瀬の渡し