ここでは、百濟王神社(大垣内) について紹介します。

在所:枚方市大垣内一丁目 37 

【ポイント】

①.慶安3年(1650)、中宮の百済王神社から三松氏の邸内に分霊

②.延宝9年(1681)、寺社改めで氏神

③.明治維新後、三松俊忠は、社殿、境内地を大垣内に寄贈

【補足説明】

  百済王神社の森2012_12_07 金只  参道の鳥居2015_08_16 金只

  荒れ果てた拝殿2015_08_16 金只  拝殿の奥に見える本殿の祠2015_08_16 金只

①.三松家近代史より

 大阪府全史によれば、大垣内の百済王神社は、慶安3年(1650)に中宮の百済王神社から三松氏の邸内に分霊されたとされる。

 旧枚方市史によれば延宝9年(1681)の寺社改めで大垣内の氏神と記され、明治維新の後、三松俊忠は、社殿・境内地を大垣内部落に寄付されたと記されています。

 現在の神社は、祠のようなささやかな社が並んでいて、右側の祠は、稲荷神社のようである。社の前に建物があるが、土台・柱・屋根のみが残っている。この建物は、祭礼や集会などに使用されたものと推測される。

 新しい石の鳥居には奉と納が左右に刻まれ、裏側には平成5年10月吉日 大垣内実行組合と刻まれている。