ここでは、西谷小塔跡 について紹介します。

在所:京都府八幡市・・・

【ポイント】

①.待賢門院の発願により、長承元年(1132)にこの付近に建立。

②.文禄5年(慶長元年・1596)の「慶長の大地震」で倒壊。

【関連写真】

 案内板(西谷小塔跡)2019_12_04 金只   

案内板より

    重文(石山寺多宝塔。建久5年(1194)建立)   

【補足説明】

①.現地案内板より

 当初より、神仏習合の宮寺であった石清水八幡宮の御本社西側、「西谷」には、早くも平安時代中期から仏堂建立が始まった地区です。今から900年程前の平安時代後期、白川法皇が大塔の建立を発願したことをきっかけに、谷を埋めた大規模な整地が行われ、大塔に続き小塔、鎌倉時代には八角堂など、数々の仏塔が建立されました。

 小塔は鳥羽天皇の皇后である待賢門院の発願により、長承元年(1132)にこの付近に建てられ、文禄5年(慶長元年・1596)の「慶長の大地震」で倒壊したまま再建されませんでした。大塔より小型の「多宝塔」と呼ばれる形式の塔でした。

【参考情報】