北山村の夏の風物詩といえば...

北山川観光筏(いかだ)下り!

5月のGWから9月末まで、北山川の5.5kmの道のりを70分かけて下る、全国唯一のアトラクションです。

人口わずか454人の村に、なんと毎年約6000人のお客様が筏下りを目的に来村します!

 

この筏下りが生まれるまでについて、少しお話します。

北山村はかつて林業で栄えておりました。

その木材を運び出す手段として、村内を流れる北山川に切り出した木材を浮かべ、筏状に組んで木材集積場の新宮市の港に運んでいました。

なんとその歴史は600年ともいわれております。

北山川の流れは急流が多く、筏を流すのは至難の業。道中で命を落とすこともあったといいます。

しかし、昭和30年代から始まったダム建設によって川の流れが寸断されると、筏は流すことができなくなり、筏師達も村の外へ出て行きました。

 

止まらない人口流出や過疎化。。。村の再起をかけ、観光を村の主産業にすべく、筏下りの復活に取り組みはじめ、紆余曲折を経て1978年に、観光筏下りがオープンしました。

現在筏師は13名。1人前になるには3年もの修行が必要です。

激流をなんなくと下っていく、筏師の技も光ります。

全国唯一の飛び地の村で、全国唯一の筏下りを楽しんでみてはいかがでしょうか?