大正13年当時の南海電車の時刻表が蔵の掃除の際にでてきたとのことで見せていただくことができました。
九度山駅から難波までの料金が1円26銭、今の料金が790円ですから627倍になっていますね。
コーヒーが一杯5~10銭程度のようですから、今の喫茶店のコーヒーを500円とすると、500~1,000倍なので他の物価の上昇とあまり差はないかもしれません。
列車の本数は上り、下りとも20本で汐見橋始発は朝の4時、終電は8時15分(20時15分)となっています。
「高野山御参詣しるべ」のタイトルの下に路線図がありますが、南海は九度山が終着駅になっています。
また、今の高野下駅の開通、日本初の自動車専用道路を持つ、高野参詣自動車株式会社による道路開通についての記載がお知らせとして載っており、当時の時代背景がうかがえます。