高野山森林鉄道は、開業初期は、軌道と木馬道の混成でした。明治42年に全線軌道化工事を開始し、大正元年には直通工事が完了しますが、様々な手直しが必要だったらしく、運用開始は大正2年8月です。

椎出土場

 これまで、椎出では、キンマと軌道の積み替え作業があったので椎出土場が必要となり、土場が不動谷川右岸にあったため、軌道は左岸から右岸に渡っていました。全線軌道化で積み替え作業が無くなったため椎出土場が不要となり、軌道も川を渡る必要が無くなりました。九度山から椎出まで、全線左岸線となりました。