袋尻土場

 明治19年に、高野小林区署が配置され、明治20年に小林区署としては初めての官林立木払下げが行われます。少なくともこの時には、袋尻土場は出来上がっていたと考えられます。紀ノ川の川面に面したこの土場で、筏を組んで和歌山港迄流したようです。

椎出土場

 椎出土場も上記同様、明治20年頃にはあったと思われます。不動谷川を管流しで下ろされた木材を、ここで引揚げて、袋尻土場に運びました。

軌道

 明治37年12月から工事を始め、明治38年度に軌道が敷設されたようです。高野口駅からの高野山参詣者がごった返す雨の森街道(現国道)の川側に間借りして敷設されました。