カッコイイ!! タグボートについて知っていることをぜひ教えてください
4艘揃うのって珍しいと思って近寄っていったら、怒られそうになったと思いきや全然怒られませんでした
いつも・・有難う!!
海上保安庁 とおもいきや!タグボートというご指摘が!
確かにクッションのタイヤが。
働く船、タグボートかっこいい!
そういえば、以前に大きな船が入ったとき大型のタグボートが内地から応援に来たって聞いたことがある。
夜のタグボート
ここに4隻のタグボートが、つねに待機している。その働く勇姿をまだ見たことはないが、外洋が荒れて大きな船が室蘭港に避難するときなどに、活躍することだろう。
ある意味、室蘭を象徴するすがたのようにも見える。
ここにもトマソンを発見。
(2015.1.8 Yasushi Honda)
この写真から室蘭港の未来を語る議論が展開しました。
室蘭港のタグボートについて
2015年5月21日現在、室蘭港のタグボートは6隻で運用されており、通常中央埠頭に停泊しています。
「北洋海運」、「室蘭マリン・サービス」、「室蘭通船」の3社がそれぞれ運用していましたが、2015年4月1日に「室蘭タグ事業協同組合」に業務統合されました。
かつての30万t級の原油タンカーの場合、入港の際に5隻、出港の際に4隻のタグボートを使用したそうですが、JX日鉱日石エネルギー室蘭製造所が業態を転換してからは2万t級程度の貨物船が多くなり、入・出港共に2隻程度で事足りるようになったそうです。
このような環境の変化に対応するための効率的な運用が目的とのことです。
多目的広場側
写真右側より
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おーきっど (室蘭マリン・サービス)
1994年9月 竣工 -
摩周丸 (北洋海運)
1997年1月 竣工 -
とうあ (北洋海運)
1989年10月 竣工 -
あぜりあ (室蘭マリン・サービス)
2004年8月 竣工
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一番後ろの船は稚内船籍の「東栄丸」(渋田海運)で、室蘭向けの船を引っ張って来た後、次の港へ向かうまでの間中央埠頭に停泊していたそうです。
少なくとも2015年3月~5月の停泊が確認されています。
昨年末には神戸で目撃されており、「港内で働く船」というイメージのタグボートが、遠くの港まで出張しているということに驚かされます。
バス通り側
写真左側より
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たくみ (室蘭通船)
2005年9月 竣工
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はやて (室蘭通船)
2014年6月 竣工
赤、黄、緑のカラフルなマストが目立ちますが、この色は所属する会社別に塗り分けられているそうです。
- 赤:北洋海運
- 黄:室蘭マリン・サービス
- 緑:室蘭通船
参考:タグボートのあらまし
動画
中央埠頭から離岸する「摩周丸」(タイムラプス動画)
小回りが利いて、速度も速いですね。
2015.05.16 崎守埠頭から出航する豪華客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」離岸の際に働く「おーきっど」(タイムラプス動画)
2015.05.29 崎守埠頭から出航する豪華客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」に随伴する「たくみ」(タイムラプス動画)
タグボートと寄港船との交流
現在、大型タンカーの寄港は無くなりましたが、上の動画のように大型客船の寄港の際にもタグボートは活躍しています。
2015年6月1日付の室蘭民報「むろみんトーク」に、「客船入港の際、タグボートに歓迎旗を揚げてはどうか」との市民からの意見が寄せられました。
これに対し、2015年6月13日の同コーナーに更に意見が寄せられていました。
この方がタグボートの乗務員の方に確認したところ、「こちらが旗を揚げれば相手も返答の旗を揚げるが、出入港作業中の神経を使う状況下で相手方に余計な手間をかけさせないために、最初に無線にて歓送迎の意を伝えている」ということがわかったそうです。
国際信号旗による通信というのは確かに画になりますが、実務を優先した上でも礼儀を欠かさないという姿勢は素晴らしいと感じました。
参考:国際信号旗
- UW :ご安航を祈る。
- UW1:貴船の協力を感謝する。ご安航を祈る。
- UW2:ようこそ。
画像サイズは小さいですが、こちらで北海道新聞社が所蔵するタグボートの写真が閲覧できます。
今では見られない、大型タンカーを6隻がかりで押す写真は圧巻です!
また、マスト先端が延びて放水銃の位置が高くなることにも驚きました。
(写真・文章 荒瀬 宗之)
タグボートの思い出
10年以上前、室蘭港がシバれついてしまって本州航路のフェリーも出入りしづらくなったことがありました。
そのときに、これらタグ船のエンジンの出す強烈な水流を使って、開氷して進路を作っていたのを見たことがあります。
大型船の押し引きだけが役目じゃなかったなと、思い出しました。
(2015.05.22 井上 大介)
タグボート『たくみ』のエスコートで
2015.7.10 航海訓練船『青雲丸』を室蘭中央埠頭までエスコートした時にUW 1旗(ご安航海を祈るの意味)を掲げている珍しいシーン。
市民から意見が寄せられた事と訓練生への敬意を示したものと思われます。
(2015.7.31 文・写真 西本 玲子)
2016年用のタグボートカレンダーを作りましたので、タグボートがお好きな方にご利用いただけますと幸いです。
ハガキサイズに縁なし印刷推奨です。
ダウンロードはこちらから→2016_tugboat_calendar_imp.pdf
(2016.01.06登録、写真撮影 西本 玲子、荒瀬 宗之)
2016.8.11 タグ吉日和
(写真撮影/荒瀬 宗之)
需要は不明ですが、今年も2017年版タグ吉カレンダーを作りました。
タグキチの方にお使いいただけますと幸いです。
ハガキサイズに縁なし印刷推奨ですが、六曜などの文字が小さいので、もう少し大きいサイズに拡大印刷すると見やすいかもしれません。
ダウンロードはこちらから(4.24MB)→2017タグ吉カレンダー.pdf
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