沢町の登別軟石の石垣が崩れた について知っていることをぜひ教えてください
坂の町室蘭市の沢町はその名の通り、傾斜のある沢に沿って宅地が建設されているので、石垣は欠かせない場所だ。この界隈はいたるところで登別軟石の石垣が使われている。登別軟石の石垣を使った場所はおそらく一般に建築時期がコンクリート製の石垣の宅地よりも古いのだろう。
平成30年7月4~5日にかけて室蘭地方にでは大雨が降ったのだがその影響で、石垣が歩崩れ落ちた場所があるのを北海道新聞の7月6日の朝刊で知ったのだが、そこには1枚の写真が掲載されていた。新聞記者の解説ではコンクリートの石垣が崩れたと報告されているが、どうみても登別軟石の様である。これが確実に登別軟石なのかどうか、軟石であればなぜ崩れたのか?積み方に問題はなかったのか?どのような積み方なのか確認したかったが、数日、室蘭方面へ行くことができなかった。
その後、仕事で室蘭方面へいけることに成り、車で沢町の下から測量山に向かう上のほうへ登って走りながら探してみたらすぐに見つけることができたが、すでに工事中で業者さんが入って解体して運び出していた。このような現場へ勝手に入ると嫌がられるので、遠巻きに流し見で通り過ぎてきた。登別軟石のようであるが積み方は谷積みをしているようであったが正確には分からなかった。
どちらにしても何らかの原因で崩れたのだろうが、人為的な要因や地形地質的な要因などいろいろ考えられるが、詳しく調べないと登別軟石は崩れやすいなどと簡単にはいえない。最近までの情報で考えると軟石の石垣が崩れた所は見たことがない。ただし、積み方によってはバランスを欠いた、コンクリートで目地をうめたような簡単な石垣は弱いのではないかと思う。
崩れた石垣ではないがこれも沢町の石垣の写真だ