ととろの里山づくり協議会 について知っていることをぜひ教えてください

 平成26年に登別市の柏木町の山奥の森をフイールドとして、環境保全型の林業の可能性を探るために「ととろの里山づくり協議会」を結成しました。日本の林業は安い外来材などが輸入されてから衰退の時代が続いています。森もかつては資産とみなされましたが、木を育ててもコストがかかり、木を切り出して集積し、運搬して市場にだすと、かけたコスト以上のお金がかかることが多く、先祖の植えた木は森の中で見向きも去れず、立ち枯れしたり、誰のものだかわからないというのが現状です。そんな地域の森を何とか再生できないかと考え発足したのがこの「ととろの里山づくり協議会」です。市民有志と厚真で馬を使い森の整備をしているメンバーが共同で登別の森を再生しています。

 上記の目的の他にもうひとつの思いがあります。それは林業を志す若者の支援です。メンバーにも西埜君という若者がいます。彼は馬を使う仕事や林業が大好きで一生の仕事にしようとがんばっています。でも、林業で家族を養っていくのは並大抵のことではありません。食事もセーブしながら好きな道にかける若者たちの姿を見て何とかしてあげたい、このような若者たちが好きな仕事を成し遂げられるように支援したいというのが2つ目の目的です。

ととろの里山づくり協議会フイールド

平成26年度に馬搬にきてくれた「きらら」

 

資材を撤収して帰路に着く