グリーンタフはこのように風化していく について知っていることをぜひ教えてください
幌別川のグリーンタフの露頭や岩石は非常に風化しやすい岩石だ。1枚目は幌別川上流から流されてきた直径1.5mほどの大きなグリンタフの転石だ。最近、岩石の真ん中に大きな亀裂が発生しているのが分かった。今まではこのような亀裂がなかったのに風化はこのように進んで行くものかと感じた。まるで人が年連を重ねて老いていくのと同じようにグリンタフも老いていく。時間を経るとこのグリンタフは亀裂から真っ二つに割れて増水時にばらばらに砕けてしまうのだろう。
2枚目はなめ沢を形成している川底のグリンタフだが、毎年冬を越すとつるつるの岩石が枚地煮の寒暖による水のしみこみや鉱物などの膨張率の違いにより、春にはぼろぼろの砂状になる。これが増水時に洗い流されて綺麗な川底に変身するのだが、ここ2年ばかりの間に川のメインの流れが右岸側に変化したようで、なかなか洗われないのだ。その砂状になった自破砕状熔岩の風化した顔つきがこの写真である。説明がなければ同じ場所にいてもまったく異なる景色を見ているんだろうなと思う。