企業局の工事現場を見せてもらいました。 について知っていることをぜひ教えてください
本年8月頃から北海道企業局の送水管工事で登別市の大和町付近で、地面を深く掘って送水管を更新工事を土木業者さんが行っています。この掘削工事現場の地層のなかに津波堆積物があるかどうか知りたくて、土木業者さんに直接連絡しましたが待てども返事が来ないので、幌別ダムの企業局さんへ1ヶ月前にお願いにあがりました、企業局さんが土地の持ち主のJRさんに確認しないといけないと言われ、JRさんと打ち合わせてくれて、晴れて本日、JRさんと現場のいっしょならその現場を確認にいけることになり、ついに掘削現場の地層を見てきました。
地表から90cmは盛土や人工地盤でその下に20cm程度の薄い色の黒土層、その下が砂層でした。砂層は上部から1200cmほどは風化などのために渇色や黄土色化しています。粒子配列は見られる塊状でした。その下にも砂層が続き、ますが砂鉄の多い砂と少ない砂の互層状の地層でラミナのように粒子配列が見れました。
地表から1500cm程度のところに炭質物のあることを確認しました。この炭質物にそって明瞭なラインは確認できませんでしたが、もしかしたらこの炭質物は津波の引き返しのときのキウシド湿原から引っ張ってきた泥炭の一部ではないかと感じました。この1500cmラインに沿って一日中、見ることができれば確認できるのですが、それはかなわぬことですので、今回は可能性をつかんだと言うことで帰ってきました。残念。
炭質物の写真