平成28年は北海道に台風が3回も上陸した珍しい年だそうです。室蘭市では道路沿いに1000本くらいの木が倒れたり、だて歴史の杜では1/3の木が倒れたそうです。登別市内でもいたるところで木が倒れているのを見かけました。

 2011年に登別で風雪による倒木被害が出たときには数千本ではきかない数の木が倒れました。倒れた木々は針葉樹ばかりではなく、かなりの樹齢の広葉樹も相当数の木が倒れました。行政が対応するこれらの木は各町村の土木課から指名の造園業者などに処理を委託され、どんなに素敵な木でもチップ処分になるそうです。登別市ではアールアンドイーさんなど産廃処理業者が対応しています。ここで中間処理をしてチップとして出されるのです。

 樹齢のある木は樹種により用途が広がります。林業家は普段はのどから手が出るほど欲しがっている、手に入りにくい樹木が簡単に処理されてしまうのです。登別から登別温泉間の桜の並木の大きな桜も倒れてしまいました。早いうちに起こせばまだ生きていけるだろうと心配してしまいました。

 倒れた桜の大木、どうなるのだろう~?

 やはりこんなことになってしましました

 この桜の木は樹齢から察するとこの昭和初期に桜並木が植えられたときの木と思われます。登別にとってこのような歴史のある木を切り倒せざるを得ないのは非常に残念です。なにかこれらの木を活かす方法がないものでしょうか?

 そこで北海道自伐林業推進協議会のメンバーへ提案してみました。つづく・・(平成28年10月1日)。