富浦の道々登別港線の地下はどうなっているか について知っていることをぜひ教えてください

 水道管などの本管は道路の下に埋められている。そのため工事などで道路を掘削することがある。そのような場合にはできるだけ道路下の地層を気にしてみることが多い。今年は富浦の道々登別港線(ランポッケトンネルの西側道路)の道路を掘る工事をしていたので地面の下はどのような地層があるか見てみた。

 上から順番に地層を見ると舗装が15cm~20cmと厚い、その下には路盤材の切り込み砂利がある。切り込み砂利の下には5cm~65cmの厚さで砂層が見られた。更にその下は褐色の風化火山灰層~火山礫層だった。

 砂層は人工地盤か自然地盤か判定できなかった。もちろん津波堆積物の筋もあるかどうか見てみたが分からない。砂層断面は粒子の配列も判然としない塊状の顔つきであった。砂層を最初見たときは縄文海進時の旧海岸砂丘の可能性を考えたが、古い配管に埋められた砂層と区分ができないため、道路を整形してレベルを出したときに近くの海砂で埋めた可能性もある。このようなことで今回は砂層が自然堆積した地層である確証が得られなかった。次回への宿題としておこう。